お弁当づくりの工夫について
夏の暑い季節は、食中毒が心配な時期ですね。
かしの木学園の昼食は、基本はお弁当ですが、希望される方にはご飯とみそ汁の提供を行っています
今回は食中毒を防ぐための、お弁当作りの工夫について紹介します。
最初に〇×クイズです!
① お弁当のごはんやおかずをあたたかいうちに、ふたをした。(→正解は×です。)
ご飯やおかずがあたたかいうちに詰めると、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因となります。必ず冷ましてから、お弁当箱に詰めましょう。
②ミニトマトはへたを取って洗った。 (→正解は〇です。)
ヘタのまわりの細かいくぼみの部分には、細菌が残ってしまうことがあるのでへたを取ってからよく洗い、水分もペーパータオルなどで拭きとってから詰めましょう。
③レシピを見るのにスマートフォンを操作しながら、調理をしている。( →正解は×です。)
スマートフォンの画面にも雑菌がついていますので、触ったら再度手を洗って調理してください。
食中毒予防の3原則は
1、つけない 2、ふやさない 3、やっつける です!
【食中毒菌をつけない】
・調理の前や、肉・卵・魚を触った後、トイレの後はよく手を洗いましょう。
・手に傷がある時は、食中毒菌の1つである黄色ブドウ球菌がついているので、使い捨て手袋を使用すると良いでしょう。
・お弁当箱もパッキンを外して洗ったり、調理器具もよく洗い、乾燥させたものを使いましょう。
・おにぎりは、ラップを使用したり、盛り付けには、菜箸やトングを使用すると良いでしょう。
【食中毒菌をふやさない】
・食中毒菌が増える条件は水分(湿度・湯気など)・栄養・温度です。
・水分が多いと細菌が増えやすくなるので、汁気は良く切りましょう。
・ご飯やおかずは、平らなお皿やバットにとりわけ、よく冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
・作り置きした食材は、当日朝再加熱し、よく冷ましてからお弁当に入れましょう。
・暑い時期はクーラーバッグや保冷剤を活用しましょう。
かしの木学園でも、暑い時期には、お弁当を保管するクーラーバッグを用意しています。
【やっつける】
・ノロウィルスは85℃から90℃で90秒以上加熱すると死滅するといわれています。
・おかずはしっかり中心部までよく加熱しましょう。
・卵料理も半熟ではなく、完全に固まるまでしっかり火を通しましょう。