身体図式を作ろう ③
つづき
2つの遊びの場面です。どんなことが「遊びの目的」となっているでしょうか。
<上の写真>
そりが斜面を下っています。スピードが上がることを見越してか、動きだしたので後ろに倒れないように手でソリの端を持っています。
<下の写真>
ローラー滑り台は、自然とスピードが出やすいですね。スピードコントロールするためには、手で側面を適度な力加減で握ってコントロールするでしょう。また、推進力をつけるためにはしっかり握って体幹を前に突き出すような動作をすることでしょう。
体が傾いたら姿勢を保つために手が出る。何かをつかむ。前に進むために何かをつかむ。当たり前のようにやる動作ですが、それを引き出すための遊びや遊ばせ方をしています。そして手を含む上肢機能は、「身体を支える手」→「つかむ・握る手」→「握りつづける手」→「道具を使う手・意思を伝える手」に発展していきます.
ここでの遊びの目的(身体図式つくる)は「状況にあった動きを自然にできること」です。
あと、1回ぐらいこのテーマをしますね。
つづく